手術

子宮筋腫、子宮内膜ポリープ、卵巣腫瘍、子宮頚部上皮内新生物(異形成、上皮内癌)などの良性疾患および早期悪性腫瘍の手術を行っております。  手術は体への負担が少ないのは言うまでもありません。傷の大きさだけではなく、手術時間や出血量も含めて低侵襲性手術を目指しております。

手術室は十分な設備があります

当院は、1階に外来手術用の小手術室、2階に入院手術用の手術室があり、患者監視装置等を完備しております。また、1階には外来手術終了後の患者様用の回復室(点滴室)、2階病棟にも回復室があり、術後の管理が十分に行えるようになっております。

開腹手術

子宮筋腫核出術および子宮全摘出術を行っております。手術時間や出血量の短縮と傷の縮小を目標に手術しており、筋腫が大きくても10㎝以内の傷となることがほとんどです。臍位まで子宮が全体的に大きいとさすがに不可能となりますが、それでもなるべく小さい傷で行っております。お腹を切っても傷が小さいと術後の生活が楽です。また、膣式子宮全摘出術も行っております。どちらでも8日間の入院で術後1週間で完全に通常の生活で問題なく、ほとんどの仕事も可能です

腹腔鏡手術

 良性卵巣腫瘍、子宮内膜症、適応のあると考える子宮筋腫等に対して、体外法を中心に行っております。卵巣腫瘍や子宮内膜症に行う場合、臍の下に1.5㎝の傷、恥骨の上に縦に2㎝前後の傷、それと針の穴か5㎜の傷となります。対外法では手術時間を短く済むという利点があります。傷が少し大きくなるという欠点があります。子宮内膜症の手術では、手術は癒着の剥離と病巣の焼却が主体となりますが、手術だけでは完全な治療は不可能と言えます(婦人科診療での子宮内膜症の項をお読み下さい)。子宮筋腫については、適応症例があれば腹腔鏡補助下筋腫核出術も試行しております。入院期間は8日間で、術後数日で通常の生活が可能です。

子宮頚部切除術

 子宮頚部の異形成や上皮内癌に対して行う手術で、病巣とその周囲を切除します。妊娠率の低下、流早産率の増加、術後月経困難などの副作用が報告されています。これは病巣の切除の大きさと関係するので、切除が小さい方が良いこととなりますが、一方病巣が残る危険も出てきます。当院では、病理組織が不明となるためレーザー蒸散単独では行っておりません。切除面は縫合しないので、術後3週間位は出血混在した帯下の増加があり、術後1-2週間で出血が多くなる場合があります。

LEEP法

高周波ラジオメスのLEEPという機器で、病巣をドーム状に切除します。局所麻酔で外来で行える利点があります。切除する部分を病巣ギリギリとして、Laser蒸散術を組み合わせる方法を主に行っております。これにより、組織学的結果が確実に判明し、摘出部分を少なくできるという利点もあります。

円錐切除法

子宮頸癌初期病変が疑われる症例ではレーザーによる円錐切除を行っております。腰椎麻酔による手術を行っていますので、腰椎麻酔後の頭痛を予防するために4日間入院して頂いております。